はじめてのレジェンドのための10の秘訣(by Strangelove)―前編

f:id:the_beesknees:20151221135547j:plain

 

Strangelove氏による'10 Tips For Your First Legend Climb' というHearthstone Playersの記事を簡約したものです。全訳は権利上まずいと思ったので、紹介というかたちをとりました。

ざっと訳してところどころ縮めたので、きちんと知りたい方は元記事にあたってください。なお、投稿されたのは2015/10/30なので、少し前の記事です。 

続きを読む

ハースストーンの最新リセマラおすすめランキング!

アメリカでも、ヨーロッパでも、中国でも!世界中で大人気!無料で遊べるカードゲーム『ハースストーン』が遂に日本上陸!その最新リセマラおすすめランキングを一挙公開!気になる一位はやっぱり…?

f:id:the_beesknees:20151027160516j:plain

続きを読む

Hearthstoneフレーバーテキスト日英比較

f:id:the_beesknees:20151022134015p:plain

 ついにHearthstoneがハースストーンになったので、Flavor Textをざっと読んでみたら面白い。原文が面白いのもあるが、翻訳者がものすごく苦心して訳したものが数多くある。

 そのうち幾つか(のつもりが結構な数に…)をピックアップしたので、原文と照らしあわせて見ていきたい。Blizzardの考えるローカライズの方向性や翻訳者の目論見を理解する一助となれば幸いである。

 

追記:新拡張版「旧神のささやき」のフレーバーテキストについても記事を書きました。

続きを読む

Planning to Win

f:id:the_beesknees:20151013020416j:plain

 

 hearthstoneplayers.comに掲載されていたModorra氏によるこの記事がとてもよかった。実際の試合から判断の難しい特定の場面を取り出し、そこでの適切/不適切なプレイについての分析を施す。今までになかったタイプの記事で、大変勉強になったのでここでシェアしたい。ほんとは翻訳したいところだけど、許可をとるのが大変そうなので(許可が下りるとも思えないので)かいつまんで紹介する。

続きを読む

MacではじめるHearthstone – How to use HSTracker

f:id:the_beesknees:20151010174656j:plain

HearthstoneはMacでもプレイできるので有難いのだが、Hearthstone Deck Tracker が使えない!ということで悩んでいる人も多いだろう。だが、この有名ツールには及ばないにしても、HSTrackerという有力な代替デッキトラッカーアプリが実は存在している。Hearthstoneの日本語版リリースも近いことだし、ここで紹介しておきたい。

 

続きを読む

Hearthstone日本語版についての雑感

f:id:the_beesknees:20151003235615j:plain

 Hearthstone日本語版リリースが発表された。あまりにもダサいレイアウトはさておき、Blizzard社のゲームの日本語版はDiablo2以来の15年ぶりということで、画期的な出来事であることは間違いない。ゲーム内で必要な英語スキルはゼロに等しいのだが、日本においてはあらゆるジャンルで「日本語版」への需要はものすごいので、英語ということだけで敬遠してきた層を取り込むことができるだろう。

 とはいえ、若干遅い、というのが本音である。既にリリースから1年半が経ち、全くゼロから始めようとすると少々キツい。環境に適応したデッキを構築するにはAdventureモードの購入(2500円〜5000円)がほぼ必須で、更にカードパックを一定量買うとなると、一葉か諭吉とGOOD BYE 夏男せねばならない。

 ただ環境が加速しているので、ちょっと前みたいに高価なLegendaryカードが何枚も必要ということもなく、最初にいくらか投資してしまえばむしろ参入しやすい、とも言える。まあフリーミアムゲームなのに、まず数千円払って下さい、というのがガチャ漬けの日本製ソシャゲに飼いならされた日本の顧客に通じるかどうかは疑問だが…(カードゲームで数千円払えば参入できるというのは破格なのも確かなんだけど)

 

 さて、今回の日本語化で一番恩恵を被るのは中高生だろう。英語は苦手で金はないが、ネットに繋がる端末と時間は腐るほどある。MtGのプレイヤーも中高生が多いはずだし、Hearthstoneが流行する土壌は既にある。

 Hearthstoneに限らず、eSportsで最も必要なのは時間だ。現に日本初プロプレイヤーkoronekoさんは高校生だし、Blizzcon日本地区予選優勝者Knoさんも大学生で、ほとんどのトッププレイヤーは学生身分だと思われる。他のゲームでも大会出場者は慨して、学生風か、まぁお仕事してないよね…という風貌をしている。同じBlizzard社のWorld of Warcraftサウスパークが取り上げた時(Blizzard全面協力のもとで!)、騒動を引き起こすNo.1プレイヤーはBlizzardの社員によって”someone here who has absolutely no life”とまで呼ばれた。*1 no life はちょっとアレだが、今回の日本語化により、この国の若き才能が芽生えることを祈る。

 

f:id:the_beesknees:20151004000116p:plain

“someone here who has absolutely no life”

Season10 Episode8 “Make Love, Not War Craft”(エミー賞を受賞した傑作エピソード。必見!)

有志により日本語字幕がつけられた海賊版

日本語版リリースについての記事

新規プレイヤーが抱える現状の問題点についての開発者の見解についての記事

*1:Blizzard社員同士の“I don’t have a World of Warcraft account. Do you?””No, I have a life!”というやり取りもある。自社ゲームに対してなんてことを!(訳:「俺はWoWのアカウントを持ってないぞ。お前は?」「俺もだ。まっとうな人生を生きてるからな!」)

ゲームプラン、あるいは出口戦略を持つこと


 なんとかランク5には到達できた。…けどMech Mageではどうしてもランク6-7付近で止まってしまったので、最後はAggro Paladinで上げた。他にもLiquid HearthのMeta Report上位だったMidrange DruidやTempo Mageも試したけど、大体Mech Mageよりも勝率は下だった。

 もちろんプレイングミスもあったが、それを差し引いてもメタ的には下位のはずのAggro Paladinより勝てなかったのか。これについて自分なりに考えていたこととよく似たことを先の日本大会優勝者Knoさんがインタビューで語っていた。

――ところで、『Hearthstone』で強いプレイヤーはどこが違うのでしょうか?
Kno: 誰かが以前「強い人とそうでない人の違いは、ゲームプランを持っているかどうかだ」と言っていたことがあります。「1つの盤面を見ての最善手」は誰でも考えられるのですが、終始「この方法で勝つ」というプランを持って戦える人はなかなかいません。違いはそこでしょう。

「【特集】カードで世界に挑む東大生―『Hearthstone』日本代表Kno選手インタビュー」

 ゲームプラン、あるいは最終的にどうやって勝つか、をちゃんとイメージして、そこからトップダウンで今の行動を決める。可能な選択肢が2つあり、その場での最善手が選択肢Aであっても、デッキの勝利プランにより適しているのは選択肢Bである場合、後者を選んだ方が勝率は上がるだろう。Aggroの勝利プランは誰が相手でもひたすら顔を殴るという本当にシンプルなものだからゲームプランに沿う行動をとり続けるのは簡単だけど、Midrangeのデッキになると途端にそこがぼやける。しかも相手によって勝利プランが変化することもままあるので、更に難しくなり、結局一貫した行動をとれなかったのが勝率が低かった要因だろう。

 以前、ひとくち新聞でkoronekoさんが質問者にかなり辛辣な解答をしていたが、それも似たような話だった。そこだけ引用すると

【A】質問に "相変わらず勝てません。今日も3勝12敗でした。未だにPatronの強さが分かりません。ここまでくると根本的な考え方が間違っているのかと思います。" とありましたが、"適当に低コストミニオンをキープするくらいです。"ということは、"根本的な考え方" 以前に "考えていない"です。何に対して何をしたいかをちゃんと考えてください。

「ひとくち新聞」9/5号

 めっちゃ切れてる。最初読んだ時はひでえなと思ったけど、koronekoさんにとっては、”特に何も考えず漫然と行動を決める”というのは有り得ないので、ここまで苛立ったのだろう。「何に対して何をしたいか」というのはある程度ミクロな話だけど、やっぱり自分がとる行動がより大きな文脈に適ったものなのかどうか、を問題にしている点は同じだ。

 ゲームを始めた頃は、カード揃えてプロと同じデッキをつくって、カードやデッキの種類覚えて、最善手を選び続ければ勝てるだろう、ぐらいに思ってたけど、これは完全に間違いだったことがわかった。いやはやLegendaryまでの道は遠い。

 

 ちゃんと目的を持って指しても、最初はなかなか思うようにいかないと思います。(中略)でも、それでいいんです。大事なことは目的を持って指す、ということです。目的を持っているということは、少なくとも「何をどう指せばいいか分からない」は抜け出している証拠です。ただ漠然と駒を動かしているだけでは上達できませんし、何より将棋を楽しく感じられないでしょう。まずは失敗を恐れずに、自分なりの目的を持って、一手一手指してみることが大切です。

 自分なりに目的を持つ。それで失敗したり、うまくいかなかったら、それを改善するために修正を加える。この繰り返しはとても力になります。

羽生善治のみるみる強くなる将棋序盤の指し方入門』20-21頁

 

f:id:the_beesknees:20150928122021j:plain

f:id:the_beesknees:20150928122035j:plain 三田紀房『インベスターZ』2巻

www.gamespark.jp 

 

インベスターZ(2) (モーニング KC)

インベスターZ(2) (モーニング KC)